To be, or not to be

ギャラリーぶんかとうにて開催中の洋人形展、いよいよ明日30日が最終日です。
時間はam11:00からpm6:00ですので、お間違えの無いように。

さて、前回に引き続き、ハムレットです。
シェイクスピアを知らない人でも一度は聞いたことがあるかもしれない「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」というセリフ。
原文は、“To be, or not to be: that is the question:”
初めて戯曲として読んだ「ハムレット」が本多顕彰氏の訳だったので「長らうべきか、死すべきか、それは疑問だ」でインプットされてしまっているのですが、この部分、翻訳者によって実に様々な訳がされてきました。
角川文庫の「新訳ハムレット」の訳者あとがきにはなんと40例もの訳が掲載されています。
有名どころでは、逍遥さんの「存ふか、存へぬか、それが疑問ぢゃ」とか「世に在る、世に在らぬ、それが疑問ぢゃ」とか、福田さんの「生か、死か、それが疑問だ」とか、あと小田島さんの訳とか。
ところが、翻訳家のプライドにかけて避けてきた、のかどうかは知りませんが、敢えて「生きるべきか、死ぬべきか」という最も有名なフレーズを使ったのは2003年の河合祥一郎氏が初めてだそうです。
舞台で演じられることを念頭において、だったらみんなが知っている台詞がいいんじゃね?という感じで決めたっぽいですが、確かに正解だったかもしれません。
なにしろ、よっぽどのハムレットおたくか演劇おたでなければ、膨大な台詞のどこにその台詞がでてくるかなんて知ったことではないわけですし、ぼーっと見てたら、どこがそのシーンだったのかわからないまま終わってしまいます。
まあ、でも、「ハムレット」には他にも見せ場はあるので、それは問題ではありません、たぶん。
と、このように様々な訳され方をした“To be, or not to be~”ですが、名台詞だけあって、お隣のおろしや国でもいろんな訳がされていますので、やはりそのうち有名な方の訳を。
まずは「ドクトル・ジバゴ」の作者であるパステルナークさんで“Быть или не быть, вот в чем вопрос. ”
お次は「ロリータ」の作者のナボコフさんの訳は“Быть иль не быть - вот в этом Вопрос;”
微妙に違いますが、ロシアの訳では最初の部分を“Быть иль не быть”と訳しているのが多いです。
“быть”は英語の“be”にあたる存在を表す動詞の不定形ですが、“Жизнь или не жить ”とか“Жить иль смерть”みたいにストレートに「生」とか「死」という言葉を使う人もいるようです。
いろいろ苦労されているのは日本も露国も同じようです。
そういえば、一昨年サンクト・ペテルブルクでたまたまナボコフさんちの前を通りかかったので、その時に撮った写真です。聖イサク寺院の近くでした。

ナボコフの家博物館

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ロズギル

ローゼンクランツとギルデンスターンは「ハムレット」に少しだけ登場する脇役です。
その脇役を主役にして描かれたのがトム・ストッパードの「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」という戯曲です。
二人セットで登場するので、どっちがどっちかわからないというのもネタになっていて、ハムレットにも名前を取り違えられていました。
ハムレットが登場するシーンは電車の中で読んでいて思わず吹き出しそうになってしまったので、恥ずかしかったです。
パロディものと思って、コメディのつもりでいたら、違いました。けっこう重かったです。
舞台は観ていないのですが、ギルデンスターンの台詞はやはり生瀬勝久さんで脳内変換されました。
ちなみにローゼンクランツを演じたのは古田新太さんだったそうですが、周波数が合わなかったのか、残念ながらそちらは変換されませんでした。

さて、ハムレットを主題にした人形はまだ作りたいのですが、あっくん2号(仮)は別のテーマで行きます。
ハムレットと違って、具体的なモデルはあるのですが、ヒトではありません。
でも、「あ」からはじまる名前です。
衣装はそのモデルそのままだと狙い過ぎなので、同じにはしないつもりのですが、正直、どうしたらいいかわかません。
この機会に少し勉強するべきでしょうか。

あっくん1号(仮)あらため少年Aが正式名称です

次にハムレットをテーマにした人形を作る時は、髑髏も一緒に作りたいです。

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洋人形展、明日からです

福岡のギャラリーぶんかとうさんで明日11月22日より「2014洋人形展」が開催されます。

私が出展するのは、黒アリスと少年Aです。

黒アリス

少年A

素晴らしい作家さんの作品が多数展示されますので、お近くの方や都合のつく方はぜひ会場にいらしてください。

2014年11月22日(土)~11月30日(日)
am11:00~pm6:00 会期中無休
入場料 300円
ギャラリーぶんかとう
福岡県行橋市西泉7丁目16-21
Tel0930-23-5653
 http://www.bunkatou.com/

出展作家
稲邉智津子 大竹京 大山冨美子 大塩雅子 黒川早恵美 黒澤正子 篠原七生 粧順 高橋操 知神けい子 山口景子 山吉由利子 あだち佳瑞 雨沢聖 石塚弘子 石井康博 和泉ゆか 太田庸子 おきながようこ 尾花智子 カウラ 花織 和葉 我房京子 加波千晴 古城真理 熊井悦子 くるはらきみ 佐々木士甫 鮫島ユリ香 サユリンゴ ジャバウオックス じょじょ 須崎かおり せいこ そう 竹森清子 たなかうつこ 田中雅子 田中裕子 玉青 千尋 ツキミツキ 月野夜いん子 つつみゆうこ 常見一奈 中川乃布子 中村弥麻紀 中山まゆみ 菜奈乃 西山満枝 長谷川裕子 はちす 羽鳥聖子 林美登利 福島育代 藤本晶子 芙蓉 本澤敏夫 真咲 松下芳枝 松田珠江 松本みね子 未央 皆川優子 村岡迪江 森岡テル 森美友 横瀬和江 吉田美和子 吉水たか代 レプンクルス 渡邊美也子 綿花よあん 和田真梨恵
石ジュエリー mariko
オブジェ Tenohira Kotori
※敬称略

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デンマークの王子というより

あっくん1号(仮)あらため少年A、とりあえず完成です。
とりあえず写真を撮ったものの、とりあえず敷いてある布があまりにお花畑過ぎました。

あっくん

基本に立ち戻って、とりあえずおへそが見えています。
へそ出しは10代の特権よねー。30代でおへそが見えていたら、それは中年ぶと…いえ、なんでもないです。
全身はこんなかんじです。

かべ

長いコートにぼさぼさ髪、デンマークの王子じゃなくて、☆の王子様っぽいかもと気づいてしまいました。
どっちも王子様だし、いいか。

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久々の男子はモヘア髪

あっくん1号(仮)の毛貼り終了。
茶髪と思っていたけど、金髪に近いです。

あっくんの「あ」は

散髪前。
なかなか切れません。切るのが苦手というより、もったいなくて。
自分勝手にハムレットのイメージで服、というかコート作りました。もちろん、黒。ハムレットなので。
ブラウスやパンツもちゃんとありますよ。だって、中に何も着てなかったらヤバいです。
ちなみにあっくんの「あ」はアムレードの「あ」かもしれませんが、とりあえず少年Aでいいです。
アムレードはハムレットの元になったサガの登場人物の名前です。
つまり、ハムレットがデンマークの王子であるのはそういう理由です。
でも、ハムレットに比べると、アムレードの方がかなり行動的です。シェイクスピアみたいな心理描写がないからなのかもしれませんが。
サガで一番好きなのは、やはりなんといっても「ヴォルスンガ・サガ(ヴォルスング家のサガ)」ですが、こちらも、「ニーベルンゲンの指輪」の元になった話という方がわかりやすいでしょう。
 
 

2014創作洋人形展のおしらせ

福岡にあります「ギャラリーぶんかとう」にて開催されます2014創作洋人形展に参加させていただきます。
11月22日(土)~11月30日(日)、am11:00~pm6:00 会期中無休
入場料300円
場所及び出品者などの詳しい情報はぶんかとうさんのサイトをご覧ください。

http://www.bunkatou.com/home.html

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月からはじまるのか日からはじまるのか

─姫よ、あの實を結ぶ樹々の梢の尖々をば白銀色に彩ってゐるあの月を誓語に懸け……
─おゝ、𢌞る夜毎に位置の變る不貞節な月なんぞを誓言にお懸けなさるな。お前の心が月のやうに變るとわるい。
(シェイクスピヤ「ロミオとヂュリエット」より)

スカパーで無料放送無料放送と連呼しているので、1954年版の「ロミオとジュリエット」観ました。
なぜか勝手にモノクロ映画と思っていたらカラーだったので驚きました。
「ロミオとジュリエット」は映画版ではディカプリオのとオリビア・ハッセーのしか見たことなかったのですが、この1954年のイギリスとイタリアの合作映画は実に絵画っぽくて綺麗でした。
ということで、月が出てくるお話シリーズ第7回は「ロミオとジュリエット」のお馴染みのこのシーンです。
訳が坪内逍遥さんなので、「シェイクスピヤ」とか「ヂュリエット」になっているのがなんともいいですね。
とりあえず、「ロミオとジュリエット」はティボルト役がかっこよければOKなわたくしです。

さて、月と言えばもう11月。
22日から30日まで福岡の「ぶんかとう」さんで展示させていただくことになりました。
詳細はおって報告いたします。

ところで、来年のカレンダーとかスケジュール帳が出回っていますが、ずっと前からスケジュール帳って月曜始まりが主流ですね。
もらえるカレンダーは日曜始まりが多いし、PC内臓のカレンダーやスケジュール表も日曜始まりという理由で頑なに日曜始まりのスケジュール帳を使っている者としては不便で仕方ありません。
そろそろ慣れないといけないのでしょうか。
でも、カレンダーの始まりが日曜日の赤い文字だとなぜか安心。

日曜からはじまる

来年のゴールデンウィークは4連休。土曜日がお休みの人は5連休です。

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