今宵はスーパームーン

お前の心はけざやかな景色のようだ、そこに
見なれぬ仮面して仮装舞踏のかえるさを、
歌いさざめいて人ら行くが
彼らの心とてさして陽気ではないらしい。
(ポール・ヴェルレーヌ「月の光」より)

過去に7回にわたって月が印象的に描かれた物語を紹介してきましたが、ブログのタイトルがベルガマスクというだけに、ヴェルレーヌを忘れるわけにはいきません。まあ、物語というのとは違うかもしれませんが。
ドビュッシーが「ベルガマスク組曲」を作曲したのはこの詩に触発されてとも言われています。
前にも書きましたが、「ベルガマスク」というのは、ベルガモの、とか、ベルガモ風というような意味合いで、ベルガモというのはイタリアの地名、ベルガモットの由来にもなっている土地です。
16世紀から18世紀にかけてヨーロッパで大流行した仮面劇コンメディア・デッラルテが誕生したのが、だいたいそのあたりです。
なので、ヴェルレーヌの詩の中では仮面の「マスク」にひっかけて「ベルガマスク」という言葉を使っています。
ブログのタイトルがベルガマスクなのでドビュッシーが好きなのかとか、ヴェルレーヌが好きなのかとか聞かれそうですが、答えはNOです。(なぜ、英語で答えるのだろう)
単に月とか仮面が好きなだけで、アリスを好きな人が全て「不思議の国のアリス」を読んでいるわけではないのと同じです。

忘れている人も多いと思いますが、というより、知っている人がいないのではないかと思うので、ここで今までのおさらい。
第1回目、野田秀樹「少年狩り」
第2回目、稲垣足穂「一千一秒物語~月のサーカス」
第3回目、カミュ「カリギュラ」
第4回目、チェスタートン「孔雀の家」The Poet and The Lunaticsより
第5回目、森雅裕「ベートーヴェンな憂鬱症」
第6回目、三島由紀夫「春の雪」
第7回目、シェイクスピヤ「ロミオとヂュリエット」
共通点があるようなないような。
第1回目に野田さんというのもあれですが、たまたまブログを描いた日が皆既月食の夜だったからだったと思います。
その日がたまたま春で雪が降っていたら三島由紀夫だったかもしれません。
その日にたまたま皇帝が暗殺されたらカリ…きりがありませんね。

今宵の月

今日の月。

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人・形展、見てきました

第10回

もう何回目の東京駅、でも、毎回駅構内で迷ってしまいます。
だいたい、自分が何口に出ればいいのかもわかっていないので、案内板を見てもわかるはずがなく、とりあえず南ではなかったような、くらいの感じでいつもなんとかたどり着くので、相も変わらず同じことを繰り返しています。
こうなると、方向音痴以前の問題です。ひどい時など、自分の行く駅の名前も調べないで出かけたり。日本なら言葉が通じるからまだいいのですが。ええ、日本なら。
さて、人・形展、自分が球体関節人形しか作れないので、ついつい違う人形に目が行ってしまいます。もちろん、展示されていた球体関節人形も完成度の高い素晴らしい人形ばかりでした。
で、固定ポーズ人形。戸田和子さんの作品、中でもブロンズのものと、野村直子さんのオブジェがとてもよかったです。
憧れるし、いつかは作ってみたいです。
帰り道、月がやたら明るいと思ったら、明日がスーパームーンだそうです。

月がとってもスーパーだから

ね、おっきいでしょ。って、比べるものがないのでわかりませんね。

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ホントにフォントってのは

自分のブログを見て思ったのですが、ギリシア文字キリル文字ってフォントが違うと別の文字に見えるのでほんと、めんどくさいです。
ブログのタイトルでは人形の名がγと表示されていますが、別のところではγとなっていて、でも、どちらもギリシア文字のΓ(ガンマ)の小文字です。
で、Υは別の文字でユプシロンと読むそうなので、もう訳がわかりません。小文字はυ。一方、イプシロンというのもあって、Εです。
ちなみにキリル文字の小文字のгの筆記体はギリシア文字ιにも見えますし小文字のтの筆記体はもはやmにしか見えませんし、大文字の筆記体もТには見えません。日本語の行書も読みにくいですが、ロシア人の書く筆記体にはもう悪意すら感じます。本人たちも自分の字がわかりにくいので、тとかшを区別するために文字の上やら下やらに横棒をひっぱっています。それでも、шとかщとかцとかпとかиがつながっていたりすると、もう何が何だかわかりません。プーチンさんが会議中に落書きをしているように見えるのはロシア語の筆記体がそういう訳のわからない字だからそう見えるわけで、それをいいことに、本当に落書きをしているのではありません。と思いますが、真実は本人にしかわからないでしょう。
こうやってブログを描いていても、他の環境ではどんな字に見えているのかさっぱりわかりません。

文章だけだとわかりにくいので、様々なフォントで「γ」の見比べ。

ガンマいろいろ

上からArial、これはアーリエルとかエーリアルとか、作った人たちがなんて読むのか考えずに作ったそうです。ヘルベチカに似てるらしいですが、うちのPCにはヘルベチカは入っていないので…あ、Windows使っているのがバレてしまった!でも、考えてみたら、バレてまずいことなどひとつもないのでした。
よく間違われますが、シェイクスピアの「あらし」に登場するエアリエルはArielなのでスペルが違います。

その下はGeorgiaジョージア、缶コーヒーみたいな名前です。どうでもいいことですが、グルジアをジョージアということにいつの間にか決まっていたみたいですが、アメリカにもジョージアという地名があるのでややこしいです。
でも、日本人の大部分は旧グルジアには関心がないでしょうし、問題はないのでしょう。
次は、Times New Romanタイムズニューローマン、字体もカッコいいし、名称もカッコいいです。
続いて、メイリオ、MS P 明朝、MS Pゴシック、いずれもよく使われる和文フォント。
最後のComic Sans MSはブログに装備されていて、かわいい字体ですが、正式な書類をこのフォントでつくったら叱られそうです。

それと、ロシア語などに使われるキリル文字の中からなんじゃこれは、というようなのをTimes New RomanとHG行書体で比べてみました。

キリル2種

久々にプロフィールの画像を変えたので、テキストを入れたりフィルターをかけたりして遊んでみました。

どくろさんといっしょ

人形のタイトルの「γ」を小文字にしたのは、大文字だと「Γ」だから、フォントによっては「Γ」だし、「かぎかっこ」に見えてしまうからです。

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γ(ヨリックの頭蓋骨)

γはガンマと読みます。rに似ていますし、yにも見えますが、アルファ、ベータ、ガンマのガンマです。英語のgに当たります。大文字だとΓ。
ギリシア語でヨリックはΓιόρικ、ロシア語でハムレットはГамлет、どちらも「Γ」で始まるので、タイトルを小文字の「γ」にしました。

前回、文章が長かったので、今回は言葉少なめで画像を多く貼っていきます。
ドクロ完成記念いえーい、とばかりに勢いで撮りました。似たような画像が続きますが、ご容赦を。

γ2

γ6

ちょっとした角度や光の加減で表情が違うのが面白いです。そう思っているのは撮った本人だけかもしれませんが。

γ12

γ7

γ8

γ9

γ10

γ11

γ4

部屋の中で自然光で撮ったのですが、右側に南に向いてる窓があるので、直接日光が当たっているわけでもないのに、右からの光の当たり方が強くなってしまいます。
そんなわけで、右からの写真は顔全体が白く飛んでしまって、ほぼ失敗。
時間帯や向きを考えなくてはいけないということですね。
前髪が揃っていないので、切り揃えてまた新しい写真を撮るかもしれません。
ハムレットなのでドクロは作ったし椅子も作ったし、でも、まだ足りないものが…
ちなみに、ハムレットというのは前回長々と書いた通りデンマークの王子様ですが、王子様の一般的なイメージというのは金髪のおかっぱ頭、白のタイツにかぼちゃぱんつ、白馬、ミッチー、だそうです。

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ハムレットってどんな人?

ハムレットを食らわば毒の塗られた剣まで、というわけで、またまた性懲りもなくハムレットです。
ハムレットの人となりについては専門で研究されている方々が多いことですし、演出家の先生や演じる役者さんによって解釈のしかたも様々なので、それらの方々にまるっとお任せすることにして、ここでは見た目について勝手な考察をしていきたいと思います。
ハムレットについてわかっていることというと、デンマークの王子様であるということ。それはつまり、ハムレットがデンマーク人であるということでだいたい合っていると思います。王族の中にはエジプト人の血をひかないエジプト女王クレオパトラやロシア人の血をひかないロシアの女帝エカテリーナ二世とか、どこの国の人なのかよくわからないハートの女王とかいますが、ここでは勝手にハムレットをデンマーク人と決めつけてしまいます。
デンマークではご存知のように移民を積極的に受け入れすぎた過去があって、まあいろいろあったわけで、ハムレットの時代というのがいつ頃なのかはよくわかりませんが、今よりは祖先のデーン人の血が濃かったのは間違いないと思います。現在でも北欧の金髪碧眼率は非常に高いわけですが(一説によると一位はフィンランド、二位にスウェーデンと続き、デンマークはエストニアに続いて5位らしいです)、当時はさらに金髪率が高かったはず。
デーン人というのはノルマン人のうち、デンマークに居住していた人々のことらしいですが、同じノルマン人の中でコロンブスより492年くらい早くアメリカ大陸を発見したことで有名なレイフさんのパパが赤毛であることは有名です。ということは、ハムレットも赤毛である可能性もなくはないのですが、レイフさんのパパのエーリクさんがわざわざ「赤毛の」と呼ばれているということは、赤毛というのは少数派と考えられるので、強引にハムレットは金髪碧眼だったと決めつけてしまいます。
さらに、デンマーク人の男子の平均身長は2013年の時点で179㎝、2001年には182㎝を超えていたらしいのですが、ここ数年伸び悩んでいるとか。いずれにしても、日本人の平均より高いのは間違いなさそうです。
民族的な見地は以上で、いよいよシェイクスピアの「ハムレット」の中からハムレットの外見についての記述を拾っていきたいと思います。
ここでは当たり障りのない福田恒存さんの訳を主に使わせていただきます。
いきなり、衝撃的なあのセリフから行っちゃいます。

第五幕第二場
あの子は汗かきで、すぐ息切れがするたちだから。

ハムレットの母にして王妃であるガートルードのこの台詞は原文では、He’s fat and scant of breath.逍遥さんの訳では「肥り肉(ふとりじし)ゆゑ息が切れう。」となっています。
そう、「fat」とは、おデブという意味で、あの河合祥一郎氏などは、「ハムレットは太っていた!」というタイトルで本を一冊書き上げてしまいました。
ちなみに、河合氏はシェイクスピアが書いたとされるスター・ウォーズ「まこと新たな希望なり」の翻訳も手がけていらっしゃいます。
本題に戻ります。この、ハムレットがデブかどうなのかという問題は多くの物議をかもしていて、fat=汗かき説がでてきてからは、万事解決とばかりに汗かき説に群がり始めた感があります。わからないでもないです。ハムレットがデブなんて、そんなのいやっ!という人が多かったのでしょう。
だったらどうして「fat」という言葉を使ったんだということになりますよね。
河合氏の肩を持つつもりではありませんが、やはりハムレットはおデブだったのではないかと思います。ハムレットが、というより、シェイクスピアが書いた当時、ハムレットを演じた役者さんが、ということですけれど。
当時、貧しい人は本当に貧しくて、太っていることが富の象徴だったということは考えられます。なので、主役クラスの俳優さんだと、それなりに地位も人気もあって。というわけで、太っていたというのがどの程度をあらわしていたのかはわかりませんが、演者に合わせて台本を書いたとすれば、ハムレットの年齢設定が30歳ということも頷けます。
ポローニアスの台詞にジュリアス・シーザーを演じたとあるように、シェイクスピアが内輪ネタをぶちこんでくるのは座付き作家としては当たり前のこと。
でも、当時としては太っているのがカッコよかったのかもしれませんが、美男美女の解釈は時代や社会情勢によっても変わるもの、今だったら、デブでハゲのハムレットが出てきて苦悩していたらコメディにしかなりません。
第三幕第一場のオフィーリアの台詞にも「王子様にふさわしい秀でた眉、学者もおよばぬ深い御教養、武人も恐れをなす鮮やかな剣さばき。この国の運命をにない、一国の精華とあがめられ、流行の鏡、礼儀の手本、あらゆる人の賛美の的だったハムレット様」とあるので、恋する女性の贔屓目もあるでしょうけれど、その時代に合ったイケメンであるということに無理やり決めつけてしまいましょう。

第一幕第二場
ハムレット、その暗い喪服を脱ぎすてて、デンマーク王に親愛の眼なざしを、なぜさしむけてはくれぬ。

この王妃の台詞からもわかるように、少なくともその場面まではハムレットは暗い喪服に身を包んでいたことになります。

第二幕第一場
帽子もかぶらず、汚れた靴下はだらしなく垂れさがったまま、紙のように青ざめたお顔で、今のいま地獄から抜け出してこられたかのよう(以下略)。

この時のハムレットの様子はオフィーリアの口から語られるだけなので、舞台には登場しませんが、トム・ストッパードの「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」の中には、オフィーリアの台詞の通りのハムレットがオフィーリアの台詞通りに振る舞うのをロズギルの二人が垣間見るシーンがあります。ロズギルが主役だから面白いのですが、ハムレット主役の映画の中でやるのは蛇足に思えます。
「帽子もかぶらず」というからには、普段は帽子をかぶっているのには違いないのですが、舞台でも映画でも、帽子をかぶったハムレットはあまり見かけません。この時点からハムレットは帽子をかぶることをやめてしまったのでしょうか。
城内だから帽子をかぶらないのではないかと思うかもしれませんが、第五幕第二場で登場するオズリックに対しては、「帽子はあるべきところに置いておいたらどうだ。それは頭にのせるものだろう」と言っているので、城内だから帽子をかぶってはいけないということもないようです。

そういうわけで、有無も言わさず決めつける「ハムレットはこんな人」、まとめると、ハムレットはヴァイキングの流れを汲むデンマークの王子様で金髪碧眼、少なくとも一幕二場までは暗い喪服に身を包み、二幕一場あたりで帽子をかぶっていないことを指摘されるので、たぶん普段は帽子をかぶっているらしい。長身で、客観的に見てイケメン。
もちろん、このハムレット像には自分の希望が含まれていることは言うまでもありません。

γモノ

敢えて金髪でも碧眼でもないハムレット。
自分で作っておいてなんですが、どこかで見たような、と思っていたら、小学生の時に読んだ少年少女向けシェイクスピア物語の「ベニスの商人」の中のポーシャ(男装)の挿絵がこんな風でした。
あの本、どこに行ったのでしょうね。

γ1
 
 

生意気な左手

そうだ、ホレイショー、ひとつききたいことがある。アレグザンダー大王も、地の中では、やはりこのような格好をしていたのかな?
(『ハムレット第五幕第一場』より 福田恒存訳)

ドクロが完成したので、写真を撮りました。

ドクロ氏と一緒

ずいぶん肌ツヤのいい健康的なドクロですが、暗いところで不意に視界に入ってくると、自分でもびっくりします。

ドクロは顔認証されません

ドクロは顔認証されませんでした。当たり前と言えば、当たり前なのかもしれませんが。

ドクロの名前は

何が生意気と言って、肘掛に置いた左手の表情が偉そう。

ヨリックの頭蓋骨

γ

冒頭の台詞はハムレットが宮廷のお抱え道化師だったヨリックの頭蓋骨を手にしている時のものですが、先日NHKで放映されていた蜷川幸雄氏演出の「ハムレット」ではざっくり省略されていました。
確か2003年の「ハムレット」も、そのあたりがなかったので、テレビで放送するにあたって編集したのではなさそうです。
「100分de名著」という番組の中ではこの部分を取り上げていたので、なぜ蜷川演出で切り捨てられたのかは謎ですが、蜷川氏の謎演出は今さらなのでした。
ホレイシオ役の横田さん、好きな俳優さんのひとりですが、最近のトイレのCMが強烈過ぎて。トイレのCMだけに芝居がクサいです。(褒めています)

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人はなぜ数列を美しいと思うのか

ドクロ中ですが、新しい人形も作っています。
ちなみにドクロ氏は色を濃い目にしたら健康的になって、色つやも良くなっています。
今度の人形はいつもより少し大人っぽくしたいのですが、この段階ですでにいつもの顔。なんで?

μたん

さて、前回、なぜ人は素数に惹かれるのかというテーマで、素数の法則におさまらない神出鬼没さゆえに多くの人が恋い焦がれ、中には精神を崩壊させる人もいるということで結論付けたのですが(そうだったのか?)、一方で四角四面に縛られた数式に惹かれる人も多いわけです。
いうなれば、モーツァルトの作る型にはまった美しい音楽が数列で、ベートーヴェンの作る予測不能な音楽が素数。うーん、ちょっと、というか、かなり無理やりすぎ。数列と素数を比べるのはモーツァルトとベートーヴェンを比べるのと同じくらい意味のないことでした。
なぜ、こんなことを書き始めたかというと、今作っている人形をいろいろ測ってみたら、頭の長さが8㎝、足の付け根から膝までが13㎝、胴の長さが21㎝、そして、当たり前ですが胴と膝までの長さの合計が34㎝。前回、書いていますが、肘の球が直径2㎝、膝が3㎝、股関節が5㎝。
ふだん、こんなの測ったことないので本当に偶然なのですが、なんとなんと、そう、あれです。フィボナッチ数列。
黄金比率とは、こういうことか。って、違うだろ。
まあでも、人類がフィボナッチ数列の美しさに気づくよりずっと前に気づいていた人(いや、だから人じゃないって)もいたわけで。ほら、ひまわりさんとかオウム貝さんとか。
注:すべての人が数列を美しいと思っているというわけではありません。あしからず。

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人はなぜ素数に惹かれるのか

ドクロを乾燥させている間に次の人形に取り掛かっています。
前の人形より少し大きめの60㎝超の予定ですが、62㎝から64㎝の間で悩んでいます。
基本的に素数は好きなのですが、61というのはあまりに狙いすぎで美しくないし、67㎝は大きすぎ。素数を諦めて、では62はというと、因数分解すると31×2で、面白味に欠けるし。ということで、最終的に残ったのは9の倍数の63か、8の自乗の64。
9の倍数というのには少なからぬ因縁がありまして、でも、8の自乗だと、頭の大きさを8㎝にすれば、ちょうど8頭身。
いえいえ、そんなにスタイルのいい人形を作るつもりはありません。
もっとも、塗装したり靴を履かせたり髪を貼ったりして、最終的に全体の大きさが変わってきたりは仕方ないのですが、今回はちゃんと設計図通りに作りたいなと、毎回考えていることをまた考えています。
設計図にこだわるなら、球ありきで作るのも悪くないと、最初に球の大きさを決めてしまいました。
というか、決められてしまいましたというのが実は正しいのですが。
最初に決まったのが股関節の球で、5㎝、ひざ関節が3㎝、肘が2㎝で、肩はたぶん3㎝。
いずれも、素数。素敵な素数。んふふふふ…。
大丈夫ですよ、私は冷静です。
で、素数な球たち。まだ発泡スチロールの芯に粘土を巻いただけの状態で、きちんとした球にはなっていません。

素敵な素数

それにしても、なぜ人は素数に惹かれるのでしょう。素数マニアと呼ばれる(もしくは自称する)人たちも世の中にはいるそうです。
どうやら、素数のシンプルかつ、法則性を持たないミステリアスなところが好きな人が多いみたいで、双子素数、いとこ素数、セクシー素数などと名付けて愛でている人たちもいるそうですから、もう訳が分かりません。
ちなみに、セクシー素数の例としては、5と11とか、7と13と19とか、11と17と23と29とか、うーん、とってもセクシー。って、なにそれ?
セクシーってそういう意味ではないとか野暮なツッコミは、なしです。
でも、こういうのが瞬時に出てくる人って、きっと計算が速いのでしょうね。計算が苦手な自分としては少し羨ましいかも。

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ハムレットを描いた絵画

※ドクロ注意
ハムレットを描いた絵画と言って真っ先に思い浮かべるのはおそらくミレイの「オフィーリア」ではないでしょうか。
ハムレットと言いながら、いきなりハムレットと違うし。でも、悲劇的な美少女オフィーリアにインスピレーションを得て題材にした画家は数多いようです。
残念ながらオフィーリアには興味がないので先に進みます。
で、ハムレットで有名なシーンというと、亡霊が出てくるシーン、尼寺へ行けのシーン、墓場のシーン、決闘のシーン、などなど。名場面と名台詞がてんこもり。
台詞の中では「生きるべきか死ぬべきか」とかいう有名なのがあるのですが、絵にするならやっぱり髑髏の出てくるシーンでしょう。
というわけで、ドラクロワという画家がその場面を描いていますが、ドラクロワとドクロって字面が似てますね。でもって、髑髏っていう漢字は難しいです。読めるけど書けない一例です。
他にハムレットを描いた有名な絵は、ハムレットを演じたサラ・ベルナールという女優を描いたミュシャのポスターがあります。
でも、オフィーリアのインパクトに比べると、絵画の中ではハムレットの影が薄いようです。
そういえば、ドラクロワもオフィーリアを描いていますが、トラウマになるくらい怖い絵です。
ミレイのオフィーリアもよくよく見てみれば怖い絵なんですけれどね。って、ドクロを作っている人の言うことでしょうか。

ドクロ途中経過。

胡粉ドクロ

ビンの上に置いているのは安定がいいからで、変な趣味があるわけではありません。
胡粉を塗ったところ。
歯がわかりにくくなっています。
そして、わかったのは。ドクロって笑った顔の方が怖い。

彩色ドクロ

彩色しました。
ドクロを彩色するのは初めてなので、白に茶色とか緑を混ぜています。
緑を多くしたら不健康な感じになってしまったので、美白にしたところ、不健康そうなのは変わりませんが、乾いたらまた濃い部分を塗り重ねる予定です。
ヤバい、ドクロの彩色、けっこう楽しいかも。

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帽子を作ってみた

帽子です。

帽子

時代設定があったりなかったりするので、いろいろ考えてこの形に。
確か、ドラクロワの絵ではこんな帽子をかぶっていたような。

帽子の子

正面からの画像を追加。
当初、もう少し横に広がったヘンリーⅧみたいな帽子だったのですが、衣装に合わなさそうなので、小ぶりにしました。
布地がギリギリということもありましたが。
これならフォーマルにもカジュアルにもいけそう?
目深にかぶらせると、また雰囲気が少し変わります。

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