セバスチャンとヴァイオラ

來をれ、最期(いまは)よ、來をるなら、來をれ、
杉の柩に埋めてくりゃれ。
絶えよ、此息、絶えるなら、絶えろ、
むごいあの兒に殺されまする。
──シェイクスピア「十二夜」より 坪内逍遥・訳

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「十二夜」はシェイクスピアの作品の中では喜劇に分類されますが、常に死の影が付きまとっています。
同じ日に生まれ、いつも一緒にいた双子の兄と妹が船の難破で離ればなれになります。
互いに相手が死んだと思い込み、妹は兄になりかわろうとし、男装します。兄は妹を救えなかった自責の念に追い立てられます。
その象徴として、妹には兄と同じ顔をした面を、兄には髑髏の面を作りました。

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双子の取り違え物としては、同じくシェイクスピアの「間違いの喜劇」が有名ですが、「十二夜」では妹が男装しているため、さらに話がややこしく、あぶなくなっています。
妹ヴァイオラはひそかにオーシノーを慕うのですが、男装してシザーリオと名乗っているので、二人の関係は男同士に見えるし、オーシノーが恋するオリヴィアがシザーリオに一目惚れ、でも本当は女同士。
果たしてヴァイオラとセバスチャンは無事に再会することができるのでしょうか。

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最近では双子の兄と妹を一人二役で演じることも多いようで、野田版では大地真央が、蜷川版では尾上菊之助が演じていました。

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お面の裏にはちりめんを貼っているので装着することも可能です。
 
 

Twelfth night

クリスマスの12日目、真実の恋人から12人の太鼓を叩いている鼓手や11人の笛を吹いている笛吹きや10人の飛び跳ねている貴族や9人の踊っている貴婦人や8人の乳搾りしている女中7羽の泳いでいる白鳥や6羽の卵を生んでいるガチョウや5個の金の指輪や4羽の鳴いている鳥や3羽のフランスめんどりや2羽のキジバトや1羽の梨の木にいるヤマウズラを送り付けられ、シェイクスピアの「十二夜」が上演されます。
ということで、十二夜には間に合わなかったのですが、登場人物の兄セバスチャンと妹ヴァイオラをモチーフにした人形を作っています。

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あと、靴とその他こまごましたものを作れば完成、です。たぶん。
双子の設定ですが、あまり似ませんでした。異性一卵性のミラーツインにしたかったので、オッドアイです。
兄は左目がブルーで右目がトパーズ、妹はその逆です。
 
 

月と金星のランデヴー

今年最初の天体ショーは月と金星の大接近。
と言っても、地球から見て視覚的に近いだけで、月と金星が衝突するわけではありません。

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地球照をまとった月と金星。

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実は金星と月の上の方に火星も見えました。
冴え冴えとした空に輝きを放つ満月も好きですが、たよりない細い月も好きです。あと、下弦の月とか上弦の月。
ようするに、月は全部好きです。
 
 

あけましておめでとうございます

今年もがんばって人形作ります。よろしくお願い致します。

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テレビでおせちのワンプレートが流行っているというのを見て、やってみました。
あえて和食器を使わず、ボンヌママンの大小の瓶やココットの容器を使ったのですが、おしゃれどころか斜め上に行ってしまいました。なますのピクルス感が半端ない。

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