亡き王女のためのパヴゥーヌ

最近、CMでこの曲が流れています。
ラヴェルは「ボレロ」の方が有名ですが、こちらの方が好きです。
「亡き王女」というタイトルから、王女様が亡くなって、白雪姫状態で棺の中で眠っている場面を想像しがちですが、今は亡き王女が優雅に踊る姿を表現した曲らしく、パヴァーヌは孔雀舞と表されることもあります。
作曲者のラヴェル自身が王女とは誰のことか明言しなかったので、さまざまな憶測が飛び交っていますが、ベラスケスの描いたマルガリータ王女をイメージしたという説が有力だそうです。
ところで、この曲にはなぜか星空が似合います。
この曲が使われている自動車のCMも満天の星空が出てきますが、少し前にやっていた「カラマーゾフの兄弟」というドラマの中でも星空のシーンでこの曲が流れていました。偽物の星空のシーンでも。
もっと遡ると、夢の遊眠社の「彗星の使者(ジークフリート)」でもラストの満天の星が輝くシーンで使われていて、とても印象的でした。
茫洋とした空間の広がりを感じさせる曲調が星空に似合うのでしょうか。

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コメント

届かない美しさ

いん子さん、更新されたギャラリー、とっても素敵です。添えられた詩が雰囲気があって、ふわっとした儚げな質感の写真と凄く合っていました。黒うさちゃんは無邪気で無垢な雛鳥のようなかわいさで、帽子屋ちゃんの美しさはオールドローズのように蠱惑的で、対照的な魅力の二人にうっとりと魅入ってしまいました。アリスちゃんがここに加わると思うと、今から凄くドキドキします。ベラスケスのマルガリータ王女の画は大好きです。退廃していく王家の血をひいた、透けるように色素の薄い小さな王女様は、この世のものとは思えない神秘性を放っていて、とても惹きつけられます。人形もクラシック音楽も、ベラスケスの画も、現実を越した美しさが感じられて、自分はそれが凄く好きなのだなと、あらためて感じました。

失われた王女

ベラスケスの描いたマルガリータ王女は幼いながら気品をたたえたたたずまいですね。
沈みゆく王国の歴史に飲み込まれていった夭折の王女ということにも人は惹きつけられるのかもしれません。
ただ、この曲とマルガリータ王女のイメージがどうしても結びつかないんですよね。
映画音楽を聞くと、その映画のワンシーンが頭に浮かぶように、「亡き王女のためのパヴァーヌ」を聞いた時のイメージはいつも星空です。

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