そんなこんなでハムレット

そして、別の機会というのは意外に早くやってきたのでした。
というわけで、独断と偏見しかないハムレット考。
いきなり、ハムレットは何歳なのかというどうでもいい疑問に迫ります。
ウィッテンベルク大学在学中、マザコン、優柔不断、オフィーリアとのあれこれ、デンマークの王子様。
ということから20歳前後だろうと思われがちですが、第五幕第一場の墓堀りの台詞から具体的な年齢が明かされます。
ハムレット王子が生まれた日から墓堀りをやっていて、はや30年。
つまり、オフィーリアのお葬式の時点でハムレットは御年30。
えー!?と思いますよね。
当時の船旅は時間がかかるので、第三幕第一場の「生きるべきか死ぬべきか」の場面から月日が経過していたとしても、30歳はないわー。
とはいえ、23年前から死んでいる頭蓋骨の主のことをしっかり覚えていたりするので、30歳というのはほぼ間違いないでしょう。
太宰治の「新・ハムレット」では、ハムレットの年齢は23歳ということになっています。まあ、別物ですから。
でも、20歳でも30歳でも、父親の前王の跡を継げずに叔父に王座を取られてしまうあたり、しょーもない奴なのかというと、たぶんそうだと思います。
それに、昔の人は、それも王族だと結婚が早かったイメージですが、オフィーリアとグダグダやってたり、ほんと面倒くさい人です。知り合いにこんなのがいたら、絶対に嫌です。できることなら、お近づきになりたくありません。たとえ、王子様でイケメンであったとしても。
いや、王子様でイケメンだったら、ちょっとは考えてしまいますわね。
ローゼンクランツやギルデンスターンは立場上、嫌でもかかわらなくてはならなかったのでしょうが、しかも殺されてしまって気の毒としか言いようがありません。
たとえて言うなら、たまたま悪代官の家臣だったためについでに退治されてしまった人たちのよう。
それに比べて、ハムレットの後追いをしようとして止められたホレーシオ。どんだけハムレットが好きなのですか。
ちなみに、映画だと、この後追いしようとするシーンが省略されることが結構あります。だって、ねえ…。
ハムレットがなかなか復讐に踏み切れずにくよくよ悩むのに比べて、似たような立場のノルウェーの王子、フォーティンブラスという人がいますが、この人は父親をハムレットの父親に殺されていて、しかも領地を取られています。
でも、ハムレットみたいに思い悩むことはなく、領地を取り返すために軍隊を組織したりと、かなり行動的です。
父親の方も、ある意味では自業自得だったりするわけですが。
ところが、ハムレットの叔父にあっさり説得されて、せっかく軍隊を作ったからって他の国を攻めに行ったり、要するにバカなのかしら。うん、おバカよね、おバカだと思う。
きゃー、全国のフォーティンブラス・ファンのみなさん、ごめんない、ぶたないでー。
最後に、あの有名な「生きるべきか死ぬべきか」のシーンについて。
このシーンは聞かせどころだからなのか、動きもないし、かなり退屈です。アクティブにやられても、逆にわざとらしいですし。
なので、ここで寝てしまう人がいても、責めないでください。
と、ここまで書いてきたのですが、ハムレットに関しては自分の持つイメージが強すぎて、それはもうシェイクスピアの原作ともずれてきているのかもしれませんが、どの映像作品や舞台作品を観ても、これじゃない感を持ってしまいます。
それは演じる人や演出する人にはまったく責任のないことなのですが。
でも、いつの日か自分のイメージに近い「ハムレット」を観ることができたらいいなとは思っています。
そういえば、ゼフィレッリの「ハムレット」まだ観てなかったっけ。

花火

ラストで撃ち放たれる大砲のイメージ。
噓です。せっかく撮った画像で使わなかったのがもったいなかっただけ。

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