日本の中のスラブ─ミュシャ展

自分で書いておいて、スラブという言葉がどのあたりまで示すのかはわかっていませんが、とりあえずスラブ系の言葉を持つ文化ならばスラブ系ということで、ひとつめがやはり「ミュシャ展」です。

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ミュシャと言えばアールヌーボー様式の流麗な女性のポスター画で有名ですが、実は初めて実物を見たのが油彩で、むしろ油彩の方が好きです。
今回はスラヴ叙事詩が全20点まとめて公開されるというので、ぜひとも見なくてはと列に並ぶのを覚悟で、でも券を買うのに並ぶのはいやだと前売り券を握りしめて国立美術館に向かったのですが、早い時期だったからか拍子抜けするほどで、券売所にも行列は見当たりませんでした。
それでも、ポスターのコーナーは並べてある間隔が狭かったのでなかなか進まなかったのと、グッズ売り場は混んでいました。
肝心のスラヴ叙事詩はというと、やはり凄かったです。絵に添えられた解説を読んで改めて絵を見ると、それまで見えていなかったものが見えてきて、見入ってしまいます。時間を気にせずいつまでも眺めていたいくらい、見どころしかありませんでした。
いつもは解説見ないのですが、今回ばかりは音声ガイド借りなかったことを後悔しました。
なぜなら、絵があまりにも大きすぎて、解説を読むのに絵に近づいて、全体を見るのに絵からずーっと離れて、の繰り返しで落ち着かなかったから。
もちろん何の先入観もなしに見てもいいんですが、絵の背景を知るとさらに胸にせまるものがあります。
後期の作品のいくつかは自由に撮影できました。

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赤の広場を背景に描いたこの作品は、広場のどの位置から描いたのかとか、余計なことが気になってしまいました。
他にも、寺院の内部がモスクワのとあるメトロの駅の構内にそっくりとか、スラブ好きの血が騒ぐ。

クロポトキンスカヤ駅

ちなみに、こちらがその駅。近くにある救世主教会の内部を模したものらしいので、似ているのも納得できるかも。

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ミュシャを好きになるきっかけのbunkamuraの時のチラシです。
この時に見た「クォ・ヴァディス」、左のポストカードの絵は今回も展示されていました。油彩ですが、ミュシャ様式がふんだんに盛り込まれていて、構図は見事だし人物は美しいし装飾の薔薇の文様も素晴らしいのです。
「クォ・ヴァディス」は堺市所有なのでまた見る機会はあるかもですが、スラヴ叙事詩は今回を逃すといつ見られるかわからないです。
 
 

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